近年「シャンプーの使い過ぎ」が問題になっています。「湯シャン」なんて言葉も耳にするようになりましたね。
でも、どちらも髪にとっては不正解。
「毎日シャンプー」も「毎日湯シャン」も、やり過ぎには変わりないのです。
では、キレイな髪を維持するためのヘアケアとは一体どんなものでしょうか?
今回は前後編に分けて、正しいヘアケアの知識を解説していきます!
1.湯シャンで髪の汚れは「80%」しか落ちない!
湯シャンだけで本当に清潔でキレイな髪が保てるか?これは「NO」が正解です。
確かにお湯で洗い流すだけでも、日常の汚れやホコリは80%程度落ちる、といわれています。
この「80%」が大注目されて、湯シャンブームが起きたのです。
では…残りの「20%」はどうしたらいいのでしょうか?
単純計算で、5日間湯シャンを続けると、汚れは100%になります。
つまり
湯シャンだけで過ごすと汚れは1週間でたっぷり溜まってしまう
ということになります。
ひろみちゃんのその髪は、もう落とせないホコリと汚れでいっぱいになっているということに…(汗)
2.湯シャンだけだと「髪の脂(皮脂)」は落ちない!
これは「カレーを食べた後の食器が水洗いだけでキレイになるか?」に置き換えるとわかりやすいかもしれません。
カレーにはカレー粉やスパイス(汚れ)もあるけど、何より油分(皮脂)が多いから汚れが落ちにくくなっています。
それを水洗いだけで頑張ろう!と思っても難しいですよね。食器洗い洗剤(シャンプー)が絶対必要です。
そして、皮脂が溜まっていくと、肌と同じくたくさんのトラブルが頭皮と髪に出てくるのです。
3.整髪料を使った後でも、シャンプーは「しなくていい」のか?!
ムースやスプレー、髪用UVケアアイテムのような「整髪料」を朝使い、夜湯シャンして寝る…。
これも全く意味がないのは、2の話を総合して考えるとわかってくるはずです。
特に整髪料は、「一時的に髪を固めて整える」ものだから、基本的に髪に良い成分は入っていません。
さらに、ツヤや質感を出すために、油分等の成分が色々と入っています。
それを湯シャンでキレイにした「気分」のまま寝ると…大変なことになってしまいます。
正しいヘアケアとは
湯シャン+シャンプーを使った「適切で正しいヘアケア」の知識こおそが、楽で美髪になれる
ことなんですね。
では一体、何が正しい+楽でキレイな髪を維持するヘアケアができるのか?
それを後半でしっかり覚えていきましょう。
…とりあえず、ひろみちゃんは1回髪を洗ってこよう。もちろん、シャンプーを使ってね(笑)